みかんパワー!

スクコレのブログ

無題

 

いつかの日曜日の朝

 

1人のオタクが目を覚ました

 

そのオタクの名は 「ゴールド・キッド」

 

しかし彼の名の「ゴールド」は特に意味を持たない

 

ゆえにこの物語では彼を「キッド」と呼称する

 

貞操がまだ子供という意味だ

 

キッド「ぽきた」

 

キッド「ツイッター見なきゃ」

 

キッドの1日はツイッターに始まりツイッターに終わる

 

ツイッターは彼にとって精神安定剤のようなものだった

 

キッド「あ、ヤバイ!」

 

キッド「この凛ちゃんのイラストまじつえー!」

 

キッド「秒でRTしていいねして結婚申し込んでシコらなきゃ!!」

 

キッドは「ラブライブ!」というアニメに熱中しており、

 

中でも「星空凛」というキャラクターが大好きだった

 

キッド「結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚!」シコシコシコシコシコシコシコ

 

ちなみに星空凛は15歳という設定なので法的に結婚は不可能である……

 

キッド「うっ!ふぅ……」

 

キッドは勢い良く射精した

 

キッド「いやぁ、出た出た!」

 

キッド「5000億Lは出たな!」

 

キッド「さっそくこの精果をツイートしよう」

 

キッドの1日はだいたいこんな感じで始まる

 

いつもどおりの朝だった

 

キッド「今日はヤツの家でバンドリを観て……」

 

キッド「いやその前にラボでカード売らなきゃだから……」

 

キッド「ま、とりあえずもう一発シコってから2度寝して」

 

キッド「ぽきてから考えよう!」

 

それから数時間後……

 

Over.T「久しぶりだな……ゴールド・”キッド”!」

 

キッド(昨日も会ったばかりだろwww)

 

キッド(コイツどんだけ記憶障害だよwwww)

 

キッドは「Over.T」の住むアパートへやって来た

 

Over.Tとキッドは1年程前、

 

ヴァンガード」というカードゲームを通じて知り合ったオタク仲間である

 

Over.T「じゃあさっそくバンドリ観るか」

 

バンドリ」とは、

 

廃校の危機に瀕した学校を救うため

 

5人の女子高生がバンドを結成し

 

「ガールズバンド・ドリームフェスタ」

 

通称「バンドリ」への出場を目指す

 

という内容のアニメである

 

Over.Tはこのアニメを録画しており

 

この日キッドを招待したのは

 

バンドリ」 を観せて布教するのが目的だった

 

1話視聴中…

 

Over.T「この妹ちょっと雪穂感ある」

 

キッド「制服いうほど可愛いか?」

 

Over.T「自己紹介でやらかす」

 

キッド「曲は強いね」

 

Over.T「このバンドまんまミルキィだからね」

 

2話視聴中…

 

キッド「上がり込んでメシ食ってるのヤベぇww」

 

キッド「堕ちるのはやww」

 

Over.T「激チョロツンデレ金髪ツインテール笑」

 

3話視聴中…

 

キッド「ああ、そのための箱か」

 

Over.T「ちゃんとガイジケアしてるね」

 

Over.T「来るぞ、伝説の…」

 

Over.T「KIRA-KIRA星……!!」

 

キッド「いやー、ヤバかったw」

 

Over.T「普通ならこの3話で切るところだけど」

 

Over.T「有咲の打点が強かったから俺は観続けたんだよね」

 

4話視聴中…

 

キッド「またチョココロネ食ってね?」

 

Over.T「この先おたえが意味不明な打点で殴って来るぞ…」

 

5話視聴中…

 

Over.T「おたえーーーーー!!!」

 

キッド「おたえーーーーー!!!」

 

5話まで観終わったところで一旦休憩することに

 

Over.T「ここで俺はおたえに殺された」

 

キッド「たしかに、おたえ強かったわ」

 

キッド「あと、りみりんのあの髪型も強かった」

 

Over.T「WAKARU」

 

Over.T「ところで晩飯どうする?」

 

キッド「まだあんまり腹減ってない」

 

Over.T「じゃあヴァンガードでもするか」

 

キッド「ライスCSも近いしね」

 

2人はデュエルをすることに

 

キッドのデッキは歯車ドラゴン

 

環境3番手くらいの強力なデッキだ

 

一方Over.Tは円卓ロイヤルを使用

 

ランクマ環境でのロイヤルはアグロ型が主流だが

 

Over.Tはその戦法が気に入らず

 

あえてミッドレンジ型を使っていた

 

ちなみに歯車ドラゴンとの相性は最悪である

 

しかし、

 

キッド「ここ3ノーって言うしかないンゴ」

 

Over.T「ハイ、死亡ーー!」

 

Over.T「相手誰だか分かってんの?」

 

Over.Tに対して3ノーは愚策である

 

それは投了するのと実質同じ

 

米ノ国では常識だった

 

キッド「いや捲らない捲らない」

 

Over.T「捲るっしょ?捲るっしょ!」

 

Over.T「勝ったなガハハww」

 

しかしダブクリどころか1枚も捲らず…

 

キッド「イヤめちゃくちゃ弱えじゃねーかw」

 

Over.T「チッ……命拾いしやがって…」

 

このリーサルを逃したOver.Tはそのまま敗北

 

Over.T「やっぱこれじゃ勝てねーわ」

 

Over.T「つーわけで薔薇ネクロ貸して」

 

円卓ロイヤルで歯車ドラゴンに勝つのを諦めたOver.Tは

 

歯車ドラゴンに対し有利な

 

薔薇ネクロをキッドから借りて使うことに

 

Over.T「これで気持ちよく歯車ドラゴンを処刑できるぜww」

 

しかし

 

Over.T「駄目だ…なんか強い動きができない」

 

Over.T「まるで自分のデッキじゃないみたいだ…」

 

キッド(そりゃ俺のデッキだからなww)

 

なんとOver.Tは

 

薔薇ネクロを使ったにも関わらず

 

歯車ドラゴンに敗北してしまった!

 

大会などでやらかせば切腹モノの失態である

 

キッド「哀しいな〜〜」

 

キッド「かつて薔薇ネクロの使い手として名を馳せた」

 

キッド「Over.Tともあろう男が…」

 

キッド「今じゃそんな残念なプレイしかできないんだからなwww」

 

Over.T「ぐぬぬ……もう1回だ…」

 

次のデュエルではOver.Tが優勢に

 

Over.T(いい感じだ…これなら勝てる!)

 

しかし、キッドのターン

 

キッド「ショケー!ショケショケショケフォーー!!」

 

突然発狂するキッド!

 

Over.T(なんだコイツ!?いきなり発狂し始めたぞ)

 

キッド「ショケショケー!ショケショケフォーー!!」

 

キッドは叫びながら手札を盤面に叩きつける

 

メラム

 

ヒストリー

 

リシュマ

 

チクタク

 

Over.T(コイツ…殺る気だ!)

 

Over.T(バカな!俺のダメージはまだ2点)

 

Over.T(ダメトリが乗れば止まる!)

 

Over.T(手札も7枚ある!早計だ!)

 

キッド「ショケショケショケフォーーー!!」

 

発狂モードで襲いかかるキッド!

 

対してOver.Tはダメトリを捲れず

 

無惨にも6点目を叩き込まれた……

 

Over.T(ブチィッ)

 

Over.T「この野郎めちゃくちゃな連パンしやがって…!」

 

Over.T「なんで俺に気持ちよくデュエルさせねえんだ…」

 

Over.T「俺はただ歯車ドラゴンを気持ちよく処刑したいだけなのに……!」

 

Over.T「もう1回だ!」バン

 

しかし次のデュエル

 

Over.Tはまたもやらかしてしまう

 

シブリーズを使い忘れたのだ

 

Over.Tに対してG2止めは愚策である

 

普通にG3に乗って襲うからだ

 

米ノ国では常識だった

 

それ故にOver.Tは

 

シブリーズを使った経験が殆ど無い

 

つまり彼は「シブリーズを使う」という選択肢が

 

咄嗟に出てこないのである

 

ハイ、負け〜〜

 

Over.T「次こそは!」バンバン

 

キッド「この前貸したときは普通に強かったのにどうしたんだ……?」

 

次のデュエル…

 

Over.T(俺はその歯車ドラゴンとかいうデッキが大嫌いなんだよ……!)

 

Over.T(メラムワタルヒストリーをやられる度に蕁麻疹がでる )

 

Over.T(チクタクなんか見るだけでゲロを吐きそうだ…!)

 

Over.T(だからそんな悪いデッキはこの俺が…)

 

Over.T(キッチリ処刑してやるぜ……!!)

 

Over.Tのヴァンガードを愛する熱い想いは

 

光となって彼の右手に宿る!

 

Over.T「喰らえっ!必殺!!」

 

Over.T「サンノーダブクリアザッシター!!!」

 

Over.Tの得意技が炸裂し

 

見事に勝利を掴む

 

Over.T「やっと思い出したぜ…」

 

Over.T「これが俺のヴァンガード!」

 

Over.T「やっぱ俺薔薇ネクロ上手すぎだわww」

 

キッド「イヤ、おまえおまえおまえおまえ〜」

 

キッド「ロイヤルのときとやってること一緒じゃねーかwww」

 

楽しいデュエルを終えた2人は

 

夕飯を食べに近所のチャイナレストランへ

 

キッドはアイスティラミス定食を

 

Over.Tはデスソース麺を注文した

 

Over.T「薔薇ネクロのプレイ…体が覚えてるかと思ったけど……」

 

キッド「そんなことは無かったね」

 

Over.T「薔薇ネクロはピアノと同じで」

 

Over.T「1日サボると戻すのに3日かかるから、マジで!」

 

キッド「まあ確かに触ってないと忘れる」

 

Over.T「じゃあ今度はキッドが薔薇ネクロで」

 

Over.T「俺も対薔薇ネクロ練習したいし」

 

キッド「イェッ」

 

食事を終えた2人は

 

部屋に戻ってデュエルをすることに

 

バンドリがまだ途中だったが

 

その事はすでに頭の中には無かった

 

Over.T「そういえばキッド」

 

Over.T「例のブツを…!」

 

キッド「ああ、コレな」スッ

 

キッドが差し出したのは

 

「ピンクの悪魔」の異名を持つ

 

フローラルパラディンふろうがる

 

特製winner仕様のカード

 

Over.T「うーん、エクセレント…!」

 

Over.T「美しい輝きだ」

 

Over.T「やはりこのカードは俺の元にあるのが相応しい……!!」

 

このふろうがるのカードを使った

 

「ブラスターレンパンアタック」は

 

Over.Tの得意技だ

 

彼は4枚集めると願いが叶う

 

というわけでもないこのカードを

 

ライスCSまでに4枚揃えるという野暮があった

 

そのためキッドが持っていた

 

ふろうがるのカード2枚を

 

2000万$で購入したのだ

 

Over.T「ククク…これで3枚集まった……!」

 

Over.Tはこの前日

 

TCGマフィア アヴァンギャルド

 

シバータ事務所を襲撃し

 

ふろうがるのカードを奪い盗ることに成功していた

 

Over.T「最後の1枚は自分で取ることにしよう…!」

 

Over.T「さっそく集まった分だけでも使ってみるか」

 

キッドの薔薇ネクロ対

 

Over.Tの円卓ロイヤルでデュエルをすることに

 

薔薇ネクロというデッキは

 

ランクマ環境においてトップの強さを持つが

 

その分プレイも難しく

 

米ノ国では使いこなせるプレイヤーが

 

殆どいないのが現実だ

 

このデュエルは

 

キッドのミスによりOver.Tの勝利に終わった

 

キッド「やっぱ俺もプレイ忘れてたわww」

 

Over.T「じゃあもう1回貸してよ」

 

Over.T「今度こそマジメにやるわ」

 

ここで再び歯車ドラゴン対薔薇ネクロのデュエルが始まった

 

だが

 

さすがのOver.Tも徐々に勘を戻しはじめ…

 

両者は勝ったり負けたりを繰り返す

 

Over.T(だんだん分かってきたぜ)

 

Over.T(俺が使っていた頃には無かったカードたち)

 

Over.T(正解が見える…!)

 

Over.T(だが厄介なのはキッドの発狂モードだ…)

 

Over.T(こっちが有利になるとあれで襲ってくるからな)

 

キッド(コイツ…戻りつつある…)

 

キッド(かつてのOver.Tに……!)

 

キッド(そうなれば歯車ドラゴンでは圧倒的に不利!)

 

キッド(相手が悪すぎる……!!)

 

白熱のデュエルをしていると

 

時間はあっという間に過ぎ

 

キッドは帰ることに

 

キッド「いやー、プレイ取り戻されるとキツイわ」

 

Over.T「やっぱり歯車ドラゴン対薔薇ネクロは楽しいな」

 

キッド「結局バンドリあんまり観てないしねw」

 

Over.T「まあ面白かったら自分で続き観てくれって感じで」

 

キッド「おたえ良かったわ」

 

Over.T「おたえーーーーー!!」

 

キッド(こいつもガイジだった)

 

キッド「じゃあまたどこかの紙屋で…!」

 

Over.T「イェッ!」

 

Over.T(タイガー)

 

 

この出来事から2日後

 

Over.Tのツイッターアカウントは消滅した 

 

 

つづかない 

 

 

※この物語はフィクションです。実在の人物や出来事とは一切関係ありません。